こんにちは、もちみです。
前回の記事、需要あるのか…?と半信半疑だったのですが、
おかげさまではてブやツイッターでコメント等もいただけだので、
需要ありと判断して続きを書こうと思います。
~前回の記事はこちら~
あ、ちなみに。
はてブが集まると、はてブの人気エントリーってのに載るらしいぞというのは知ってたので、「もしや今回載ったんじゃ?」とわくわくして見てみました。
そしたらね、ありましたありました。
・・・政治・経済欄に。
あれ・・・?私の記事・・・浮きすぎ・・・?
貴重な経験でした。
では早速本題へ。
興味あるけど忙しい方は各章の「まとめ」だけ拾ってお読みいただければよいかと思います。
私の資産運用歴・その②
2.1.ライフプラン・シミュレーション
これは資産運用とは直接関係ないのですが、
「このままじゃまずい、きちんと資産運用しなくては」と思ったきっかけです。
結婚して式も新婚旅行も済ませ、突入した30代。2015年あたり。
過去記事でも書いた通り、子どものいる生活を意識し始めます。
そこで、無料のライフプランシミュレーションを実施してみました。
現在の収入や家族状況から、今後のライフイベント(家の購入や子どもの進学など)に応じた大まかな家計状況予測を立てるものです。
夫と、「子どもは2人くらいで、中学から私立で、生まれたら家と車を買って、趣味の旅行は継続して、私は40歳くらいで仕事を辞めて…」などライフプランを描いてシミュレーションしたところ…
定年後にお金がなくて野垂れ死ぬこと確実な、赤字プランが提示されました。
夫婦ともにポカーン。
え、いやいや。いやいやいや。
あ、家のローンの利率、3%って高くない?今利率低いしさ。車、こんな高いの買わなくていいよ。軽にしよう、軽。旅行は、もっと安いのにして、時々高いの行こう、ね。子ども、私立は高校から、か大学だけでもいいかも。私もうちょっと、50歳くらいまで働こうかなー。
などなど細かく微調整してようやくなんとかなりそうなシミュレーションにはなったものの、これってどちらかが病気したら一発アウトだし、そもそも給料が上がっていくのも希望的観測でしかないし。どう考えても生活の質を落とさないと、やっていけなくないか、と。
そこで見つけたのが「運用率」という項目。
年に資産の何%程度を運用で増やすことができるか、という項目です。
試しに1%を入れてみました。老後の資産がぐぐっと増えました。
3%にしてみました。老後の資産がぐぐぐぐっと増えました。
「運用・・・!」
このままじゃいかーん!と目を覚ますこととなりました。
2.2.まとめ
メリット
- このままでいいのか、目を覚ますきっかけになる。
- 自分が何歳のとき、どのくらいの支出があるかが分かるので、いくら貯めておくべきかなどを意識することができる。
- 車や家のグレードを決める際の参考になる。
デメリット
- ない。ぜひやるべき。できれば厳しめの数値を入れる方がよい(退職金とか)。
方法
- 「ライフプランシミュレーション 無料」とかで検索すると出てきます。私はどっかで拾ったEXCELのを未だに使ってますが、さっきやってみたら、スルガ銀行のやつとか、かなり設定細かめで使いやすかったです。
- FPさんに頼むのも手ですが、ざっくり知りたいのであれば、自分&無料でやるので十分かと思います。
3.1.国債(低リスク・低リターン・元本保証型)
定期預金同様低リスク低リターンの代表格、国債。
ざっくり言うと、国債を買うってことは国にお金を貸すってことです。
でも国が元本とか保証してくれるし、利息つけて返してくれるから安心っていう商品。
個人向け国債は3年・5年ものは固定金利、10年ものは変動金利。元本保証。1年経ったら解約可能だが、その場合は元本を割るリスクあり。
当時は「今の金利は超低水準!これはきっと今後あがるぞ!」と思っていたので、迷いなく変動10年を選択。下がったけどね…
前の記事ですでに開設していたSBI証券から購入。
国債は購入金額に応じたキャッシュバックキャンペーンをやっていることが多いです。例にもれなくSBIもやっていたので50万買って1000円ほどキャッシュバックがあったと記憶。
3.2.まとめ
利益
10年変動型国債を50万分買って、2年ほど経過したその結果は・・・?
+50円也
ちーん。そりゃそうだ。利率どんどん下がってますからね。
※2017.10.11追記:50円なはずはないなと入出金履歴をさかのぼって確認したところ、+約1840円でした。誤った情報を記載して申し訳ありません。
メリット
- 低リスク、1年経てば中途解約可能、満期なら元本保証(定期預金と同じイメージ)
- 定期預金よりは金利がいいと言われるけど・・・ネット銀行と比較するとそうでもなかったりする
- 国債はどこで買っても手数料無料、利率も同じなのでキャンペーン実施しているところから買えばキャッシュバックがもらえる
デメリット
- かなりの低リターン
- 元本保証なので余剰資産を長期預けておくなら特にデメリットはない
反省と今後
- 追加購入はしないけど、10年後にどうなってるか興味はある。よって放置。
- 低金利すぎるので今の時期買うメリットはあまりないかも。
- 似たような商品に「社債」がある。国債なんかよりずっと利率が高いけど人気の社債(ソフトバンクやSBIが発行してるもの)は応募殺到して買えなかったから忘れてた。余剰資産の預け先としては堅めなので、今後は要チェック!
4.1.積立て投資(低~中リスク・低~中リターン・元本割れリスクあり)
積立て投資
前回記事で銀行の見直しをしてた頃、なんとなく買っていたこの本。当時はさらっと読んだだけで特には開始せず。
で、ライフプランシミュレーションを実施したとき思い出し、今度は真面目に読んでみました。
スーパーざっくりまとめると、
【積立て投資とは】
- 毎月決まった金額を投資すること
- 少額(1000円単位)から可能
- 回数を分けて長期運用するので、タイミングの分散ができる(ドルコスト平均法)
- 自動的に投資が続けられる
【投資信託とは】
- 投資信託(ファンド)はプロが運用してくれるパック商品みたいなものだから、手数料は高いけど積立て素人におすすめ
- パック商品の中身(プロが投資する投資先)は国内・海外それぞれの株式・債券・リート(不動産)などなど。配分先は分散しておいた方がリスク分散になる。
- 初心者向け:「バランス型ファンド」。定食のイメージ。手数料高い。
- 中級者向け:「自分で組み合わせるインデックスファンド」。各メニューを自分で選ぶイメージ。手数料中くらい。
- 上級者向け:「ETFを使ったリレー投資」。材料を自分でそろえて料理するイメージ。手数料安い。
「もっとちゃんと知りたいんですけど!」という方は、本の筆者さんのサイトに本の内容ほぼ全て載ってるのでそちらをご参照。
確定拠出年金
さてどうやって積立て投資を始めようか。
実は、うちの会社の社員は「確定拠出年金」に加入してました。最近は企業型だけでなく個人型も出てきた(iDeCo)ことで知ってる方も多いと思います。
要は自分で運用する年金です。運用益の受け取りは基本的に60歳以降になりますが、非課税です。運用対象は今までに出てきた、定期預金やバランス型投資信託、インデックス投資信託などなど多岐にわたります。
毎月の掛け金で運用商品を買い付ける積立て形式。つまり知らず知らずのうちに積立て投資をしていたことになります。
入社したときに説明受けたのに、すっかり忘れてました。
で、初めて確定拠出年金のマイページに入ってみました。
私、積立て額の全額を「1年ものの定期預金」にしていたらしく。
そのとき勤続8年目。というわけで丸々7年運用した運用益は・・・
600円。
ろっぴゃくえん?しょうがくせいのおこづかいかな?
ちなみに同じ会社の夫の利益は・・・10万円。
適当なインデックスファンドを組み合わせていたようです。
しかも国内・海外(先進国・新興国)の株式、債券にバランスよく。教えといてよ。
掛け金もほったらかしも同じなのにこんなに差が出るのか・・・と愕然としました。
とりあえず見直し!ということで私はバランスファンドから始めることに。
月の掛け金¥18,000のうち、半分を8資産分配型(※)のバランス型投資信託に配分することにしました。
(※)国内株&債券&リート、海外先進国株&債券&リート、海外新興国株&債券
投資信託
確定拠出年金はバランス型ファンドにしたので、
個人で買う投資信託はインデックスファンドの組み合わせにしてみました。
国債同様SBI証券で購入。
- 外国株式:1000円(先進国)
- 国内株式:2000円
- 海外リート:2500円
- 国内リート:2500円
- 全世界債権:1000円
計9000円を毎月積み立て。
何を買えばいいか問題
- 本に載っていたファンド
- 投信ブロガーが選ぶファンドオブザイヤー
- モーニングスター社のファンド検索
などを参考に、証券会社のスクリーニング(検索)機能を使って選んでいきました。
目論見書なども、よくわからないなりに、一通り目を通しました。
4.2.まとめ
利益
確定拠出年金のバランスファンドと、個人で組み合わせたインデックスファンド、
途中で掛け金を微妙に上げ下げした為、利回りで比べてみます。
さて2年運用した結果は・・・
確定拠出年金(バランスファンド) +19,850円・利回り6.88%(掛金 288,520円)
インデックスファンド組み合わせ +31,194円・利回り7.81%(掛金 399,000円)
というわけでインデックスファンド組み合わせの勝ち!!!
しかし、こちら年単位のトータルリターンを見てみると、
2015年 -4,946 → 2016年 +14,120 → 2017年 +22,020
ということで、始めた年は損してました。
でもその後結局持ち直してるから、ちょっとくらい損しても積立はやめない方がいいんだなと実感しました。
本によると、利回り3%の場合、30歳なら1.6万円/月積み立てれば、65歳までに2000万貯まるとのこと。今のところ順調だけど今後どうなるか分からないので、もう少し掛け金増やした方がよさげ。
メリット
- 積立て投資は時間がかかる分、買い付け時期を分散できるから、リスクを分散しつつ利益が狙える、初心者にうってつけの投資法。ドルコスト平均法理解しておけば、あらゆる投資対象に対して応用が効く。
- 時間がかかる投資法ゆえに、若いうちから始めるほどお得。積立額は少額で済むし、複利の恩恵も受けられる。
- 確定拠出年金を利用すれば非課税で利益もってけるからお得(確定拠出年金じゃなくても投資信託をNISA口座で買えば非課税なので私はこれ)
- 放っておいても自動で買い付けていけるので楽。バランス投信なら更にらくちん。
- 定期預金よりよっぽど効率的に資産運用できる。
デメリット
- 短期的な利益は増えない。時間は必要。
- きちんと運用したければ本当は定期的な見直しが必要。
- 元本割れのリスクあり。
- ファンドが多すぎるため、最初は何を買ったらいいかわからない。
- だからと言って、店頭とかで勧められたままの商品を何も調べずに買うのはダメ・絶対。
反省と今後
- 完全放置してたので、定期的に見直す仕組み作る
- 確定拠出年金はバランスファンドのまま、配分比率を上げる
- インデックス投信の組み合わせから、ETFへステップアップして、更に手数料を抑えたい
- インデックス投資で1億達成した方もいるので、そこまではいけなくてもインデックス投資自体への期待値と掛け金をあげる。
次で最後、株(国内・現物)
その③は株について。。。短くまとめたい。
本日は以上です。
~続きはこちら~
~その①はこちら~