こんにちは、もちみです。
私は切迫早産で2ヶ月の寝たきり入院を経験しました。
寝たきりもつらいけれど、切迫早産入院でなんといってもつらいのは24時間点滴!
それを乗り切るコツをまとめました。
私の差し替え履歴
まず、私の差し替え履歴をまとめてみます。
入院していた病院は都内のとある総合病院。助産師さん達はみんないい人だったけれど、とにかく放置系。点滴針の差し替えも基本自己申告。
点滴が苦手な私は何とか長く持たせる方法を常に考えながら暮らしていました。
①入院1日目 左手
↓ 8日間・・・感染が怖くなり希望差替
②入院9日目 左手(失敗1回)
↓ 7日間・・・刺入部出血と痒みにより希望差替
③入院16日目 右手
↓ 13日間・・・刺入部腫れにより強制差替
④入院29日目 左手(失敗1回)
↓ 2日間・・・血管炎を起こし強制差替
⑤入院31日目 右手
↓ 5日間・・・刺入部腫れによる痛みで希望差替
⑥入院36日目 左手
↓ 17日間
★入院53日目 抜針
差し替えは初回を含めて6回、失敗2回でした。
点滴日数は全部で53日だったから、
1針で平均9日持ったことになります。
血管が強い方だったようで、血管炎や漏れによる強制差し替えよりは、本人希望による差し替えが多かったです。
最長記録は右手で13日、左手で17日。
さすがに17日のはもたせ過ぎだと思います…刺入部出血はあったものの、血管炎も閉塞もなかったし、痛みもなく快適だったのでもたせてしまいました…が、個人的には10日以上の差しっぱなしはおすすめしません。最後は感染症に怯えながら暮らすことになりました。
むだに血管が強いと、助産師さんにもまだいけるよーと言われることが多く、刺し替えの背中を押してもらえないので難しかったです。
とは言え、強制的に3日おきに差し替え、とかもそれはそれで怖いですね。。
針を持たせるには
あまり長く針を持たせるのもよくないとはいえ、何度も痛い思いをするのはやはり嫌。
できるだけ長く持たせる方法として実践したのは以下の通り。
- 刺した腕は極力使わない。右手に刺したら左手でごはん、歯磨きするなど。
- 閉塞したら針の状態をまず見てもらう。逆血してる場合は腕を心臓より下に下げて少し待つと大体解消する。すぐにヘパリンを使わせない。どうしてもヘパリンを使用する場合はゆっくり入れてくれるよう頼む。
- 刺した直後に痛いのは、翌日には解消していることが多い。チクチクが気になるようなら、腕をタオルで温めると血管が広がって解消することがある。逆に痒みが気になるようならアイスノンで冷やす。冷やしすぎると、血管が再膨張したときに逆に痒みが増すことがあるのでほどほどにする。
- 針に沿って肌が浮いていてかつ痛みを感じる場合、テープの固定が強すぎて針が血管壁に当たっていることがある。針の下にガーゼをひくなどして向きを変えて固定し直すことで、解消されることがある。数日経つと向きを変えるのが難しくなったりすでに血管炎を起こしていたりするので、なるべく早めに実施した方がよい。
- 刺入部がかゆい場合、針を少し抜くことを勧める助産師さんがいるがこれはあまりおすすめしない。抜いたことで針穴が針より大きくなり、出血してテープ内が血だらけになったり、痒みが増長し、結果的に挿し直しになる可能性が高くなる。
- テープ固定をぎゅうぎゅうにしすぎない。ある程度ゆとりをもたせないと、針向きが上に行き過ぎるため。
- チューブをぶらつかせない。チューブのぶらつきにより点滴針に多少の振動が伝わり、少しずつ抜けてきたりすることがある。なるべくチューブをふりまわさず、振動が針に伝わらないようにする。ネットの包帯などがもらえればそれも活用する。
- 刺した後数日経っても痛いままの場合は無理せず差し替えた方が精神的によい。特に触ると激痛が走り脂汗が出るような場合は、我慢するのはほぼ無理。
針の得意な助産師さん見分け方
点滴刺すのが下手な人って、残念ながら何度やっても下手でした…
私はどうしても痛い思いをしたくないときは、うまい人を見つけておいて、頼んでいました。うまい人の特徴はこんな感じでした。
- ベテラン
- 針の状態を見てもらったときにすぐに差し替えを勧めてくる人。ごねる人は大抵下手。
- 迷いのない人。優柔不断そうな人は大抵刺した後に血管をグリグリさぐるので激痛。
その他
その他工夫していたことはこんな感じ。
- 最初は空気か入るのが嫌でたまらなかったがすぐに慣れる。静脈なら少しの量じゃ死なないらしい。
- 夜中に点滴やルート交換の場合、電気をつけてあげるとよい。特にルート交換。見えない中で作業されるのはこちらも怖いので。
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点滴が苦手な私にとって、24時間点滴は地獄に等しいものでした。
それでも色々工夫しつつ、なんとか乗り越えられました。
今がつらい、苦しいと思っている方の参考になれば幸いです。